健康と精神
気持ちの健康とは、世界保健機関(WHO)の健康の定義にもあるように、活き活きと自分らしく生きるための重要な条件です。自分の感情に気づいて表現できることを情緒的健康と言います。つまりは状況に応じて適切に考え、現実的な問題解決ができることを知的健康とも表現します。他人や社会と建設的で良い関係を築けることを社会的健康と言います。そして人生の目的や意義を見出し、主体的に人生を選択することを人間的健康と言います。
以上から分かるように、気持ちの健康は生活の質に大きく影響しているのがわかりますね。気持ちの健康には、個人の資質や能力の他に、身体状況、社会経済状況、住居や職場の環境、そして対人関係など、多くの要因が関わっていて、中でも身体の状態と気持ちは相互に深い関係があります。
確かに日本は、長寿大国という事実はありますが、その事が精神的な健康を意味している訳ではありません。勿論健康で長生きできる生活を保証するものではないから皆健康に留意するのですね。勿論病気予防をしたりする事も含まれます。よく腰痛や癌の治療で病院に長く通院するケースがありますが健康という観点からいうともはや健康ではないと言えるかもしれません。
新たな健康阻害要因もあります。そして、老化と伴う必然的に生じる疾病もあります。この高齢による自然な疾病は減少することはありません。疾病の克服は、健康の保持および増進が重要なことです。しかしながら、健康阻害要因をすべて取り除くことは不可能なことであり、日々の生活においてできる限り疾病の予防、健康増進に取り組みながら、場合によっては病気との共生も是認するような健康観が見られるようになりました。
気持ちの病気がないからと言いましても、必ずしも気持ちが健康であるとは言い切れないようです。気持ちの健康を定義することは、身体の健康を定義することよりもはるかに難しいとされています。気持ちの健康を定義しようとしますると、そこに人々の生き方や価値観が含まれる恐れがあるからということです。1954年アメリカのジャホダは、その当時の気持ちの健康についての著述を総覧して、気持ちの健康には次の6つの気持ち理的意味が含まれていたということです。自己受容、自己実現、自己の統合、自律、現実認識、そして環境支配の6つだそうです。メンタルヘルス、気持ちの健康とは、一体どういうことでしょうか。
